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「コロナ禍機に」地域住民が編集、上野の歴史を後世に伝える『ふるさと上野の記録』を発刊【中津川市上野地区】

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中津川市上野地区の住民が編集し、地元の歴史・文化をまとめた冊子『ふるさと上野の記録』(カラー刷り、A4判、14㌻)が完成。約100軒の全世帯に無料配布されました。

きっかけは昨年コロナ禍で、28年間続く地区最大のイベント「上野ふるさとまつり」が中止されたこと。毎年10月の開催に先立ち6月から準備を始めますが、緊急事態宣言下で断念。

それに代わる取り組みができないかという声が上がり、上野について記録した冊子をつくることに決定。歴史が古く、景勝地や文化財にも恵まれながら、これまでまとまった資料がなかったためで、曽我雅文上野財産区議会議長を委員長に編集委員会を結成。前田幸一上野区長(71)と元教員の間宮亨さん(73)が中心となって、資料収集や取材に奔走しました。

冊子には、各家の屋号や椛の湖遺跡・古墳群をはじめとする旧跡、廃仏毀釈の折、大洗磯前神社を祭って守った木造薬師如来坐像(県重要文化財)や同神社の大杉(県天然記念物)・大イチョウ(市天然記念物)等文化財を写真付きで掲載。

江戸時代から今日までの歴史や旧上野小学校の沿革、地区出身の偉人、戦没者、歴代区長から『上野音頭』の歌詞に至るまで総合的に記録しています。

旧上野小学校が統合された1971年3月、教員として閉校に立ち会った間宮さんは、「上野の人々の心の拠り所となっていた小学校の閉校から50年目の今年、学校の歴史を後世に伝える冊子ができ感無量」。

前田区長は「地域の方々が『ふるさと上野』を子孫に語り継ぎ、上野出身者に誇りを持って故郷を語っていただく一助になれば」と話していました。冊子は地域教育の参考にと市内の小中高校に贈呈したほか公共施設、国立国会図書館等に寄贈されました。

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