DX人材育成を目的に恵那未来キャンパス企画会議が初開催した「ITチャレンジ2024」の成果発表会が3月16日、恵那未来キャンパス(バロー恵那ショッピングセンター2階)で行われ、高校生チームが同市の課題を解決するために開発したアプリを、小坂喬峰市長らを前に発表しました。
この催しは3月中の3日間行われ、恵那高校、恵那南高校、中津高校、関商工高校の9人が受講。3チームに分かれ、地元の専門家にアドバイスを受けながら挑戦しました。
1日目は、プログラミングの知識がなくてもITシステムを制作できるノーコードツールについて学習し、アンケートなどで浮上した市役所業務の課題の中から、取り組むテーマを決定。2日目からノーコードでシステム開発に取り組み、各チーム、その後の5日間でアプリを開発。
最終日に行われた成果発表会では、▽各地域に備蓄されている防災資機材の在庫・点検状況の確認 システム▽市の複数部署で所有している備品のマッチングシステム▽「遊び場マップ」の電子化及び子どもが遊べる場所の検索システムを発表しました。
講評者の小坂市長や来場者はQRコードをスマートフォンで読み取って実際に活用し、工夫した点や改善の余地などについて質問。
恵那南高校の立花蓮皇(れおん)さんは「ノーコードで作れば思ったより簡単にアプリができることが分かった。身の回りの課題解決に生かしたい」と話していました。