
恵那市明智町東山にあるオーナー制中心のリンゴ園「アケチりんごパーク」(山本満代表)内の「りんごラボ」が、有機栽培の“葉取らず”リンゴの味と風味を生かした「りんご屋のりんごパイ」(350円)を発売し、人気を集めています。
同園は紅玉、ふじなど5品種、約700本を有機肥料だけで栽培。通常は色づきを優先し、果実周囲の葉を摘んで日光を当てますが、同園では、光合成して実に糖分・養分を送る葉を残して栽培。好評で、オーナーはキャンセル待ちとなっています。
ただ課題は、オーナーへの保証や直売用として栽培しているリンゴのうち、傷などで販売できない果実の利用。そこで昨年、同園に勤務する女性スタッフが「りんごラボ」を立ち上げ、商品化に挑戦。
「リンゴ園ならではのパイ」を作ろうと試行錯誤し、多くの異業種店の協力を得てたどり着いたのが、半分に切った生リンゴを無添加パイ生地に乗せて焼き上げるスタイル。葉型の抹茶クッキーを添えて発売したところ「リンゴの甘さとシャキシャキ感がたまらない」とうリピーターが増え、ロングタイプ(写真左、1000円)も登場。おしゃれなロゴマークや、リンゴ園を見ながらイートインできるデッキベースも完成しました。
スタッフは「原則、火・木・土曜の午前11時—午後3時の営業ですが、天候により休業することもあるため、ご予約を」と呼びかけています。TEL0573(54)4467。