中津川市馬籠の馬籠ふるさと学校(旧山口村立神坂小学校)が5月15日、ゲストハウスとしてリニューアルオープン。「黒板が残る教室や校長室にも泊まれる」ユニークな宿泊施設として話題を集めています。運営するのは地元の青年実業家たち。「馬籠から中津川を盛り上げよう」と意気込んでいます。
「GUESTHOUSE MAGOME FURUSATOGAKKOU」誕生のきっかけは、一昨年から馬籠ふれあい広場で開催されている「MAGOME FEST(馬籠フェスト)」。昨年は100を超える出店とライブ、イベントで4000人以上が来場。主催した同市坂下のm株式会社代表、鎌田優作さん(42)や Blacksmith(鍛冶屋)代表原俊司さん(43)らは、国際的な観光地・馬籠に国内外の観光客を呼び込んで、地域を活性化しようと企画。
SORAfamが馬籠ふれあい広場やステージ、体育館、馬籠総合グラウンドなどを含めた一帯の馬籠文化交流施設の指定管理者に名乗りを上げ、中津川市の委託を受けて、運営を担うことになったのです。
各種スポーツの大会やコンサート(ライブ)、フリーマーケットなどの催し、合宿等々に最適な環境を生かそうと、これまでイベントに貸し出していたふるさと学校(木造一部鉄筋コンクリート造2階建、延床面積1729平方㍍)を宿泊施設に改築。
学校の施設を活用したユニークな作りで、140人収容。1人1泊6000円、合宿は3000円とリーズナブルで、愛知県のクラブチームなどから合宿の予約が続々。インバウンドに対応するため、英語に堪能なスタッフが常駐しています。
鎌田さんらは「地元に中央道神坂スマートインターチェンジの建設も予定されている馬籠は、坂下・川上・付知・加子母への流れをつくるのに最適な場所。地方の魅力を発信していきたい」と話しています。TEL 0573-69-5006。