環境事業を手掛けるケイナンクリーン(本社・恵那市岩村町)が、廃食用油をバイオディーゼル燃料(BDF)に精製する過程で出るグリセリンを活用した植物性天然アルカリ洗剤「グリポンプロフェッショナル」を発売。5月25日―27日、東京ビッグサイト(有明)で開かれた「2022NEW環境展」(日報ビジネス主催、関係省庁、東京都など後援)に出展して注目を集めました。
同社は毎月約5000㍑の廃食用油を回収し、軽油に匹敵する高純度BDFを生産。その副産物で大半を破棄していたグリセリンに着目して洗剤を開発。一昨年、商標登録し、国内最大級の環境ビジネス見本市に合わせて発売しました。
累計6万7400人超が来場した会場内のブースでは、同社社員が界面活性剤不使用で環境にやさしく、グリセリンの乳化作用で強力な油汚れを落とす製品の特長を紹介。
9月には本社に新たな製造工場が完成予定で、工場の機械や床、キッチンなどの油汚れを落とす環境配慮型商品として広く提案していく予定です。
価格は470㍉㍑入り1980円で、現在、新宿・大阪・福岡の百貨店とショッピングサイト「BASE」、「ヤマダモール」で販売し、順次拡大する予定。
近江社長は、「SDGsに寄与する製品として、広くご活用いただきたい」と話しています。