
中津川市蛭川のストーンミュージアム「博石館」で13日(土)、出版大手KADOKAWAの人気アニメ『瑠璃の宝石』とのコラボ企画がスタート。“宝石探しの聖地”として全国から注目を集めています。
『瑠璃の宝石』は大学で鉱物学を学んだ原作者・渋谷圭一郎さんによる、本格的知識に裏打ちされた“サイエンスアドベンチャー”。テレビアニメ化され、テレビ愛知などで今月28日まで放映される予定です。
主人公は、宝石やアクセサリーが大好きな女子高生・谷川瑠璃(るり)。自分で水晶を採取しようと山へ出かけ、偶然出会った鉱物学専攻の大学院生・荒砥凪(あらと なぎ)と一緒に採集をする中で鉱物に魅せられていく姿が描かれます。
一方、「宝石探し」は、来年40周年を迎える博石館が、オープン当初から目玉にしている人気アトラクション。現在、東京ドーム、富士急ハイランドをはじめ全国30カ所で展開。そこでKADOKAWAが、『瑠璃の宝石』の世界をリアルに体感できる聖地として、同館に提携を申し入れたものです。
同館では、作品の舞台や宝石の魅力を満喫できるよう、作中に登場する鉱物やキャラクターのパネル展示、限定グッズの販売などを企画。
作品の世界観と実際の鉱物の美しさを、同時に味わうことができる空間を演出します。
岩本真史館長(45)=写真=は「アニメを通して、鉱物や石の産地・蛭川に興味を持っていただくきっかけになれば」と話し、地域の文化施設としての新たな可能性に期待を寄せています。
☎0573(45)2110 博石館へ。