
名古屋商科大学(愛知県日進市)の留学生らが、恵那市で文楽とのれん作りを体験しました。
同大が例年、希望者を対象に行っている日本文化体験の一環で、フランス、ドイツなど10カ国からの留学生20人が参加。
初めに大井宿コミュニティ消防センター(大井町)を訪れ、中山道のれんコンテスト実行委員会の協力で、のれんを制作。アクリル絵具で富士山などの絵柄や好きな日本の言葉などを描き、個性あふれる作品を完成させた後、中山道明治天皇大井行在所に移動。
大井文楽保存会(纐纈満会長)の会員から、ユネスコ無形文化遺産に登録されている文楽の魅力や、3人で1体の人形を操る手法などについて説明を聞き、同保存会の歴史や活動の様子を収めたDVDを鑑賞。会員の指導で人形の操作を体験しました。
ラトビア出身のアンナさん(21)は男子学生として、明智光秀などを演じる武者人形を動かし、「難しいけれど、面白かった」と笑顔を見せていました。