東濃地方で活躍する音楽愛好家グループ「ムジカ」が15日午後2時から、中津川市蛭川の蛭子座で、新春ミュージカル「『スカーレット・ピンパーネル』より」を上演。華やか、かつスリリングなヒット作を通じて「国境を越えた平和への願い」を届けます。
「ムジカ」は、土岐市で音楽教室を主宰する梅村志宣さんが2005年に立ち上げたボランティア団体。メンバーは小学生からプロの音楽家まで幅広く、多治見・土岐両市で本格的なミュージカルを上演してきましたが、コロナ禍で中断。2年ぶりに復活した昨年、中津川市中央公民館で行った初の中津川公演が大成功。今年は蛭子座で上演するものです。
ブロードウェイで人気を博し、後に宝塚でも大ヒットしたこの作品は、恐怖政治下のフランスを憂いた正義感あふれるイギリス人が、罪なき貴族たちを革命政府の手から救うストーリー。衣装からセットまで、一年間かけて準備してきたメンバーが、「平和は国や時代を越えた願い」というメッセ―を込めて熱演します。
主役のパーシーを演じるのは、恵那市上矢作町出身で、東京で活躍する声楽家の鱸(すすき)智行さんで、地元の社会人や大学生らが共演。
脚色・演出を担当する梅村さんは「挿入歌『一かけらの勇気』の歌詞、“遠国(とつくに)に嵐吹き荒れても僕は見逃しはしない”を観客の皆さんと共有したい」と来場を呼び掛けています。協賛金500円。
8日は、まなびパークたじみ(多治見市)で公演。