中津川市の社会教育団体「中津川視聴覚クラブ」(佐藤光司会長、11人)が、県社会教育視聴覚連絡協議会主催「令和3年度 視聴覚作品コンクール」で最高賞の知事賞を受賞しました。受賞作の『切り絵で綴る木曽路から美濃路』は、会員の藤井鉦弘さん(84)が40年間にわたって取り組んでいる切り絵のうち、中山道木曽十一宿を題材にした約30点を現地の映像とともに紹介。YouTube(「中津川視聴覚クラブ」で検索)で公開中で、6日からは中央公民館ロビーでも放映されます。
同会は結成43年目。子ども会等での16㍉映画上映からスタートし、成人式のビデオ撮影など、さまざまなボランティア活動で社会貢献してきました。
コンクール作品は昨年2月、「中津川切り絵の会」の代表を務める藤井さんの90点を超える作品を見て会員らが企画。4月に川口萬壽夫副会長の運転で奈良井宿―馬籠を取材して撮影。
古田誠さんがシナリオ、小野島信廣さんがドローンでの空撮を担当。切り絵の制作風景から作品と現地の風景をリンクさせた映像まで、奥行と立体感のある作品に仕上げました。
会員らは「会としては初の受賞。ぜひ、作品をご覧いただき、切り絵と木曽路の魅力に触れてほしい」と話しています。