風光明媚な付知川の河川敷をバックにコスプレ衣装で撮影する『さとロケ!』がきょう3日から、中津川市付知町で始まります。地元出身のコスプレイヤー・湊さん(27)=写真・付知川河川公園で撮影=が発案。「ゴシンボク」(付知町)が同町まちづくり協議会と協力し、宿泊とセットで企画したコスプレーヤーのための“ロケ地提供ビジネス”。14日、15日はコンシェルジュを務める湊さんが実際に撮影。ゆるキャラも登場する予定で盛り上がっています。
アニメやゲームのキャラクターになりきるコスプレの人気は高まる一方。イベントやSNSが主な発表の場ですが、撮影できるロケ地が少ないのがコスプレーヤーの悩みの種。東京中心に活躍し100キャラ以上のコスプレ歴を持つ湊さんは、コロナ禍での帰省中、地元にコスプレ撮影に適したロケーションが多いことに気づき、ゴシンボクの山田文美さんに相談。
山田さんは、3人以上で一泊二日以上町内に滞在する条件で撮影許可を出す『さとロケ!』を企画し、付知町まちづくり協議会に提案。同協議会では、「経費をかけずに付知町ファンを増やし、長期滞在につなががるチャンス」と賛同し、許可の取得に協力。桜の時期に合わせ開催が決定したものです。
期間は25日までで、同企画提携宿泊施設の利用者に限り、有料でロケーション撮影を許可。住民や環境に悪影響を及ぼさないよう、撮影時間や場所、規制などを掲載したルールブックも作成しました。14日、15日は湊さんが実際に撮影するほか、付知町のゆるキャラ「あまねん」も登場します。
山田さんは「コスプレイヤーの願いと付知に人を呼び込みたい希望が合致。これを機に、コスプレと地域のイベントのコラボなどに発展すれば」と期待しています。