建築業の傍らシンガーソングライターとして活躍している中津川市付知町の三尾信彦さん(61)が、”コロナ禍を生きる人々への応援歌”を集めた弾き語りアルバム『それが人間!』(2000円)をリリースしました。
13歳でギターを手にし、同時に作詞作曲を始めた三尾さん。今年結成50周年を迎えたフォークグループ「土着民」に参加する一方、三尾さん個人でも2枚のアルバムをリリース。小室等さんら著名なフォークシンガーが参加しています。
3作目のニューアルバムには、昨年の緊急事態宣言で建築の仕事ができなかった3カ月、「がんばれ自分、皆な元気になって」という思いで一気に書き上げた10曲を収録。
「人は歌を歌わないと生きていけない…歌が大好き!生が一番! 手をつなぎ 頬寄せて 密の花 それが人間」と歌い上げる表題曲をはじめ、「未知なる病がこの世に満ちて…こんなにやるせない夏は初めて」と苦しい心情を吐露する『戦後75年の夏に』など、コロナ禍でなければ生まれない詞をフィールドフォークに乗せて熱唱。
次女の第一子誕生をテーマにした『赤ちゃん』では、ウクレレでも参加している妻の房代さんとデュエットで、生命の尊さを歌っています=写真。「コロナ禍で、今まで当たり前だと思っていた『歌を歌う、人に会う』といったことが、実は有り難いことだと気づき、それを歌で伝えたかった」と三尾さん。
「1日も早くライブで会える日が来るように、今はCDと合唱して乗り越えましょう」と呼び掛けています。