
コロナ禍で孤立しがちな高齢者に交流の場を提供しようと、恵那市山岡町原地区では毎週月曜日の午前中、地元の山岡陶業ギャラリーで、“ふれあいカフェ”が開かれています。
運営しているのは、地元の60歳代のボランティア9人でつくる「くっちゃべ会」(伊藤恵子代表)。4年前から、毎月1回ふれあいサロンサロンを開き、手作りの昼食を挟んで交流。70、80代の20人ほどが利用していましたが、コロナ禍で3月から中止。8月、市販の菓子と飲み物を提供するお茶会として再開したところ、「毎週開いてほしい」という希望者が多く、月曜日の午10時—正午、カフェ方式で開催しています。
利用者は、1—3人くらいずつ訪れて入口で手を洗い、感染予防に留意しながら歓談。ほぼ材料代実費で提供される手作りのサンドウィッチやスープ、デザートなどのセットも好評です。
さらに、同会では中止期間中、「不安を感じるお年寄りの心の支えになれば」と、南天(難転)の枝に乗せた9匹のサルボボが苦難を持ち“去る”という縁起物・「九難猿」などの作品を多数制作して施設内に展示。
毎週訪れるという1人暮らしの70代の女性は、「コロナ禍や台風など心配なことが多く、家にいると不安になりますが、苦難猿を見ながら皆さんとお話している間は忘れます」とにっこり。80代の女性も「足が悪いので遠出ができず、ここでお話ができてうれしい」と笑顔を見せていました。
伊藤代表(67)は「ささやかな活動ですが、皆さんに元気で長生きしていただけるよう「継続していきたい」と話していました。
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