中津川市西地区の17区の区長でつくる区長会(原善治会長)が、コロナ禍での災害に対する心構えや具体的行動の指針をまとめた保存版リーフレット「新型コロナウイルスと災害~家族みんなの命を守る 避難生活」(A3判、両面印刷)を作成。地区内約4000の全世帯に無料配布しました。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市内での集合型防災訓練が中止されたことから、同区長会では、住民が集まることなく実施できる啓発活動を検討。
リーフレットを作成することになり、第四区区長でNPOチームみらい中津川市防災市民会議副代表・防災士の加藤晴郎さん=駒場=を中心に編集。
新型コロナウイルス感染防止の観点から推奨されている「分散避難」の考え方や、気象庁から発表される「防災・気象情報」の説明、コロナ禍での非常時持出品・備蓄品リストと準備のコツなどが具体的に、分かりやすく盛り込まれています。
1日の「防災の日」に合わせ、地区内(駒場、手賀野)の全世帯に配布したところ、「分散避難をする際、どこに行くことができるのか、家族で話し合うことができた」「防災・気象情報が出た際、どのように行動したら良いのか分かった」など好評。
区長会では「自然災害の増加に加えたコロナ禍で、不安を感じる区民の声に応えるべく作成しました。『もしも』の場合を想定し、家族で話し合うきっかけにしてほしい」と呼び掛けています。