地域住民が『学ぶ』ことを介して絆を深める「結(ゆい)サロン」が、中津川市坂下の中之垣外(なかのがいと)公会堂で開かれています。
学びを通じて住民同士のふれあいや引きこもりの防止につなげようと昨年5月、中之垣外地区の有志5人が発足。市社会福祉協議会の助成を受け、原則、奇数月の第3日曜午前中に、同公会堂で開催しています。
フラダンスと新聞ちぎり絵、写経、初釜を兼ねた茶道など、毎回地元に縁のある講師を迎え、園児から高齢者まで楽しく学習。昨年9月は、地元の防災士を講師に防災について学習したことがきっかけで、公会堂に水・保存食・簡易トイレを備蓄。全自治会員に簡易トイレを配布するなど、地域の防災意識向上につながりました。
3月は『絵心をくすぐる』をテーマに色紙絵に挑戦。地元の松井康彦さんを講師に迎え、松井さんの作品が多数飾られた会場で、花や風景など、思い思いの作品を制作=写真。参加者は「玄関に飾りたい」などと笑顔を見せていました。
次回・今月14日には、トトロやナウマンゾウ等を折り紙で制作する予定。代表の宮下雅美さんは「異年齢の住民が一緒に学ぶことで親しくなり、人も地域も活性化できれば」と話しています。