15日(金)中津川市付知中学校で、全校生徒を対象に、「付知でいっしょに働こまいか。」と銘打った企業説明会が開かれます。
少子高齢化や後継者・人手不足など地域の課題に取り組む中、子どもたちに地元企業の魅力を伝えたいと考えていた中津川北商工会青年部付知支部(福田拓平支部長)が、同校PTA(早川甲介会長)と協力して実施。林業、製材、造園、神具製造、飲食などの10事業所が参加し、事業内容の説明や体験などを行うものです。
力水を汲む大相撲の柄杓(ひしゃく)を製造している木工業者は「曲げわっぱ」、造園業者は箱庭作り体験を企画。土木・林業を営む会社は測量やドローンによる空撮体験など工夫を凝らし、学校の水回りを使って水道の仕組みを教える企業もあります。
さらに同青年部は全参加企業を紹介する冊子=写真=を作成して、全校生徒に配布。生徒らはその中から4つの事業所を選んで回りますが、それ以外の企業についても冊子を見れば一目瞭然。
福田支部長は「『誇りを持って頑張っている自分たちの仕事を知り、付知で働いてほしい』という部員たちの思いが形になりうれしい。進路選択の一助とし、能力や個性を生かせる仕事を見つけてほしい」。早川会長は「来年以降も継続し、より多くの企業に参加してもらいたい」と意気込みを語っています。