
やさか(中津川市山口・坂下・川上)地区の“おさがり”を集めて希望者に無料提供する「おさがりひろば」が3月2日、同市坂下公民館で4年ぶりに開催されます。コロナ禍で中断されていた“SDGsな子育て支援イベント”を再開させたのは、地元の中学生たち。16日まで、坂下公民館とデイサービスセンターさくら苑(社協坂下支所)で、おさがり品を回収しています。
6年前、地元の主婦らが始めたこの取り組みは毎回大好評でしたが、コロナ禍で令和元年を最後に中止。夏休みの自由研究に向け、SDGsなボランティア活動をさがしていた坂下中学校2年の横平祥大さん(14)は、「おさがりひろば」を利用したことがある母親から話を聞いて、主催する市民グループ「やさか子育てサポーターさくらっこ」の田口りえさんを取材。
田口さんらは、「自分たちのできることで応援したい」という横平さんの想いを受けて中学生と協働で再開することを決め、学校を通じてボランティアを募集。2年生7人が応募し、仕訳作業などを行っています。
回収するのはベビー・子供服(160㌢まで)、靴・帽子などの衣類と、抱っこ紐などの子育て用品(大型品不可)や壊れていない玩具(電池使用不可)・絵本など。また、今回初めて、中学生の発案で坂下中学校の制服・ジャージ・通学カバンなども受け付け、提供することにしました。
当日は午前10時―午後1時、坂下公民館1階中会議室におさがり品を展示。誰でも無料で自由に持ち帰ることができます。
準備を行う横平さん、安江桔平さん(14)、若松美槻さん(14)ら=写真=は「子ども用品は必要な期間が短いので、使い回せばごみが減り節約できて一石二鳥。まだ使える不用品があればぜひ提供して」と呼び掛けています。