“2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ”を目標に、区長会連合会と共同でゼロカーボンシティ宣言をした中津川市。県産材を活用して開発した「もりの木箱コンポスト」の組立キットを無償提供し、家庭ごみ減量に取り組む「生ごみなくし隊員」を募集しています。
各区で独自の目標を掲げて環境保全に努める中、市では、ごみの焼却処分の際に発生するCO2を削減するために家庭生ごみの減量に着目。他県の事業を参考に、県森林環境税の補助事業(次代の環境活動を担う人材育成支援事業)を活用して県産材を使った木製コンポストの組立キットを製作。普及を始めました。
キットを組み立てて黒土を投入し、生ごみを埋めておくと、土中の微生物が分解して土に帰る仕組みで、電気不要。害虫・悪臭が出ず、土は肥料としても活用できます。
市では組立キットと黒土を、希望のあった区のモニターに無料で提供中。組み立てや使用方法の講習会を開き、現在、中津東地区=写真=では16世帯、苗木地区では17世帯が「生ごみなくし隊員」となり活用しています。
市環境政策課は「講習の際には道具を貸し出しており、組み立ても手伝うので木工初心者でも安心。ごみ箱の悪臭や汚れもなくなり、ごみ袋の節約にもつながります。区長会と協力し全市的に広げていきたい」と話しています。問い合わせは℡0573-66-1111(内線541)市環境政策課へ。