日本人の5人に1人が問題を抱え、「国民病」とも言われる不眠症(厚労省e-ヘルスネット)。40年以上不眠症に苦しみ、さまざまな改善法を試みた元高校教諭の磯村昭和さん(72)=恵那市大井町=が、薬に頼らない克服法「無薬楽眠法」(登録商標)を考案し、著書『ぐっすり眠れる!超簡単呼吸法』がアマゾンの電子書籍部門で上位にランキング(書店での取り寄せ可能)。「同じ不眠に苦しむ人の助けに」と、無料体験講座を開講しました。
磯村さんは10代の頃から不眠症に悩まされ、社会人になると、一睡もできない日も仕事を休むことはできず、「地獄だった」と振り返ります。それでも副作用を恐れ、「薬に頼らず克服したい」と、禅や瞑想、気功、ヨーガ等々を学び、催眠術インストラクターの資格も取得。思い付く限りの克服法を試した55歳頃、それらを集大成した自分なりのノウハウを編み出し、以来、7時間は睡眠を確保。「心身ともに軽くなり、人生が楽しくなった」ことを実感し、定年退職後「無薬楽眠法研究所」を設立。「気功百会丹田呼吸」の普及に努め、昨年から瑞浪市地域交流センターときわで不眠克服体験講座を開講。好評に応えて11月から、恵那文化センターでも開講しています。1回2時間、全3回で、費用はテキストに使用する『ぐっすり眠れる!超簡単呼吸法』の実費1210円のみ。
「この方法で改善するのは、主に心理的ストレスによる慢性不眠。全てに有効なわけではないが、受講者に『何年ぶりかで眠れるようになった』『薬を手放せた』と喜ばれ手ごたえを感じている」と磯村さん。「不眠と認知症の関係も言われているので、少しでも人の役に立ちたい」と話しています。問い合わせはTEL.0573(25)7281磯村さん。