岩村藩出身の儒学者佐藤一斎の生誕250年を記念し、『今に生きる佐藤一斎とその教え』(A4判、154㌻、カラー刷、1000円)が出版。17日午後1時30分から、中津川市千旦林の「ちこり村」で出版記念の会が開かれ、作家の神渡良平さんが講演します。
一斎は幕府直轄の昌平坂学問所で儒官として活躍し、佐久間象山、渡辺崋山ら近代日本の礎を築いた門人を多数輩出。本書は、NPO法人いわむら一斎塾が、「より多くの人に一斎、『言志四録』と出会ってほしい」と、「恵那市ふるさと学習読本vol,7」として執筆されたものを、装丁を変えて出版。一斎の生涯から岩村との関わり、人生の糧となる『言志四録』の名言まで、分かりやすく紹介されています。
記念の会で「日本の文化と佐藤一斎」と題して講演する神渡さんは脳梗塞による半身不随を克服して数々のベストセラーを世に出し、一斎に関する著書も多数。「人は何によって輝くのか」をテーマにした作品・講演で多くの人に生きる指針を示し、1996年には全国の“一斎ファン”に呼び掛け、岩村町に「三学戒」の石碑を建立しています。
出版記念の会の参加費は5000円(書籍、記念品、茶話会費等含む)で、定員100人。