サッカーを通じて子どもたちの夢を叶えたい—
国内外で活躍した元サッカー選手加藤潤さん(33)=中津川市中津川=が、同市を拠点に活動するクラブチーム「FC XEBEC(ジーベック)」の新代表兼監督に就任。第1線で活躍した実力と経験を活かし、全国レベルの選手育成を目指して奮闘しています。
加藤さんは西小学校2年生の時にサッカーを始め、第二中学校時代、XEBECに所属。卒業後は卓越した技術を評価されJリーグの名門「ジュビロ磐田」のユースに入団。
全国準優勝を果たし、大学時代は全国ベスト8。JFLで1年、オーストラリアで3年間プレーしましたが2016年、けがで引退。故郷に戻り、育ててもらったXEBECのコーチとしてチームを支えてきました。
その経験から、より早い時期からの育成が重要だと感じ、代表に就任した4月、幼年児カテゴリーを発足。現在チームには年中から中学生以下の90人と社会人22人が所属。北部グラウンドをメーンに練習し、「人間力と思考スキル向上」をチームコンセプトに、指導に取り組んでいます。
「15歳で地元を離れJクラブで培った技術と、海外でプレーする中で身に付けたメンタルが強み」と加藤さん。「チームスタッフと協力し、『日本代表になりたい』という子どもたちの夢をかなえたい」と張り切っています。