楽しみながら農作業を手伝い、地域の活性化にも貢献できる援農ボランティアポイント事業「いいなか援農隊」が、恵那市の飯地・中野方・笠置町でスタートしました。
農家の人手不足、後継者不足、耕作放棄地増大が深刻な3町(いいなか地域)が、協力して繰り出した窮余の一策。農業をサポートしたい高校生以上の人に登録してもらい、公式LINEで援農ボランティア情報を発信。興味のある農作業に参加してもらい、60分の活動に対し1ポイントを付与。10ポイントで域通貨・モリ券1枚(1,000円相当)と交換して3町内の店舗で使用できるうえ、作業に応じて栗や柚子などのお土産ももらえます。
13日には4人の隊員が、約1000本の柚子が栽培されている笠置町で収穫を応援=写真。趣味の写真撮影に訪れたことがきっかけで入隊した名古屋市の40代の女性は、「素晴らしい景色の中、無料で柚子狩り?ができ、ポイントやお土産までもらえて最高」とご機嫌。かさぎゆず組合の樋田松幸組合長は「ゆずはとげがあるので収穫に手間がかかり、短期間に収穫しなければならないため大助かり。交流人口が増え、モリ券で買い物をしていただければ一石三鳥」と話していました。問い合せは中野方地域協議会0573-32-1400
●あす21日、「はあもにいの店」で「かさぎのゆず即売会」
あす21日午前9時—午後2時、恵那市笠置町姫栗、笠置コミュニティセンター南の「はあもにいの店」で、「かさぎのゆず即売会」を開催。生柚子をはじめカステラ、マーマレード等の柚子加工品、朝採り野菜などを販売します。