中津川市田瀬の老舗蔵元・三千櫻(みちざくら)酒造が北海道東川町に移転するのを前に10月4日、同市本町の酒販店「中山道大鋸」で、中津川で醸した最後の三千櫻を味わう「人生これから…『三千櫻酒造の挑戦』に乾杯」が開かれます。午前10時30分から午後3時。
三千櫻酒造の創業は明治初年で、湧き水を使って仕込む日本酒の味には定評がありましたが、5代目で杜氏(とうじ)の山田耕司社長(60)は、築100年以上で老朽化が進む酒蔵の維持を断念。11月からは、水と米に恵まれた東川町の公設民営型酒蔵運営業者として新たなスタートを切ります。
長年、同社と取引し、移転後も北海道産「三千櫻」を販売する中山道大鋸の大鋸伸行社長(53)=写真右=は今年初め、山田社長に「地元ファンに、中津川で仕込んだ最後の三千櫻を味わってもらう機会をつくる」と約束。会では、引き続きの愛飲を呼び掛けると共に、60歳で新天地での酒造りに挑戦する山田社長=写真左=を激励するものです。
電話かLINEで予約し、2000円のフリーパスを購入すると折詰料理が付き、“幻の三千櫻”と、大鋸社長が同市上野の山内酒造を受け継いで初めて醸造し、新酒鑑評会で入賞した「森森森(ふかもり)」が飲み放題。両酒蔵の製品を全品1割引で購入することができます。
当日は市街地一帯で六斎市が開催され、フリー客には1杯200円で販売。
大鋸社長は「どなたでも気軽に参加して、50代、60代の挑戦者とエールを交換してほしい」と呼び掛けています。問い合わせ申込は0573(65)2625。
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