和洋菓子製造販売の「恵那川上屋」(本社・恵那市大井町)から、“お菓子のように甘い”「おかしなトマト」(200㌘入り、1パック498円)が発売されました。
同社は地元の生産者と協力し「超特選恵那栗」のブランド化を成功させましたが、年々生産者が高齢化。そこで、新規就農者獲得と生産者の収入を安定させるために、栗の農閑期に栽培・収穫ができる、安全・安心で甘いトマトづくりを開始。地域の新たな特産品にすることで、恵那の農業を元気にしようとする取り組みです。
自社で設立した「恵那山ファーム」の社員が1年間、千葉県のトマト農園で研修。8月下旬、本社恵那峡店向かい側に新設した50㌃のハウス内に約3万本のトマトを植栽。
品種は、糖度が7~8度(通常大玉トマトは4~5度)と高いミディトマト「フルティカ」。減農薬、水耕栽培で、木で完熟したものだけを収穫。糖度7度以上のトマトだけを出荷し、恵那川上屋の店舗で販売。一部は加工用にしています。
「1日から販売していますが、予想以上の売れ行きで、手ごたえを感じています」という水野さんと田渕さん。12月には、「おかしなトマト」を使った新商品、新メニューも登場。直売も予定しています。0573(25)9610