「けいほううぇぶ」は中津川市[中津川市・福岡町・付知町・加子母・蛭川]・恵那市[恵那市・岩村町・明智町]を中心とした、地域密着情報サイトです。

中津川市・恵那市のピックアップ記事

年輪に刻んだ木曾海道、東海道【中津川市中津川東町】

投稿日:2025年1月3日 更新日:

中津川市中津川東町の鈴木洋一さん(82)は15年間かけ、間伐材を利用して400枚近いウッドバーニング作品=写真=を制作。そのうち、浮世絵『木曾海道六拾九次之内』の美濃17宿と木曽11宿が8日(水)から、同市中山道歴史資料館(本町)で展示されます。31日(金)まで。10日(金)は入館無料。

鈴木さんがウッドバーニング作品を作り始めたのは、建設会社を定年退職した60代後半。譲り受けたヒノキの間伐材を活用できないかと考えたのがきっかけ。

「普通の板では面白くない」と、厚さ20㌢ほどの輪切りにして、弧が25㌢ほどになるようにノミで扇状に割り、2カ月ほど乾燥。中を削ってバウムクーヘン状にした板に、ウッドバーニング用の電熱ペンで描くようになったのです。

モチーフは、本や写真などを参考に、“ウッドバーニング映え”するよう自身でアレンジ。『木曾海道六拾九次之内』は雨の中津川を含む70枚、『東海道五十三次』は楷書・隷書など3バージョン完成させたほか、『百人一首』も制作。

20種類ほどの電熱ペンを駆使して濃淡を表現し、緻密に描かれた作品の数々はどれも完成度が高く、見ごたえ十分。「1日6時間ほどかけて制作してきた」という鈴木さん。「木を割る段階で3割は破損。今は間伐材が手に入らなくなり、新たな作品を作るのは難しい」ということで、「年輪の美しさも見てほしい」と話しています。

同資料館の開館時間は午前9時30分から午後5時。月曜定休。

Tel.0673(66)6888

-中津川市・恵那市のピックアップ記事
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

遺影写真家 100人撮影し来春個展【中津川市本町】

 中津川市本町の遺影写真家・丸岡翔さん(30)が、100人の遺影用写真を撮影し、 …

夏バテ解消!元気の出る調味料「アジメこしょうドレッシング」が発売10周年、10万本突破!【中津川市落合】

土産物製造卸会社「宴物産」(中津川市落合)の「アジメこしょう入り ドレッシング& …

“金属加工の美”を世界の人に!創業75周年の恵那金属が究極のフードボウルを発売【中津川市小川町】

創業75周年を迎えた老舗金属加工会社・恵那金属製作所(市岡真二社長、本社・中津川 …

加子母小6年生が「阿寺断層発表会」【中津川市加子母】

中津川市加子母小学校の6年生が2月17日、「阿寺断層発表会」を開きました。 6年 …

保護動物に目を向けて【恵那市長島町】

コロナ禍でペットブームが過熱する中、「保護動物に目を向けてほしい」と呼び掛けてい …

中日岐阜サービスセンター