中津川市蛭川小学校の4年生有志17人が、蛭子座の舞台で伝統の杵振り踊り(県重要無形民俗文化財)を披露しました=写真。
同校では例年、3年生が杵振り踊りを学び、保護者参観日に披露。4月に行われる安弘見神社の大祭で奉納していましたが、コロナ禍で3年連続、祭りは中止。保護者参観日もなくなり、現在の4年生は、一度も発表する機会がありませんでした。
そこで夏休み中から杵振り踊保存会、蛭川お囃子保存会の指導で特訓。昨年12月4日、エナ重機(恵那市大井町)が創立50周年記念事の一環で開催した「感謝のつどい」で披露したものです。
当日は父親たちも獅子舞で参加して応援。笛と太鼓のお囃子に乗せ、カラフルな笠をかぶった子どもたちが小さな杵を操りながら「ソーイ」の掛け声も勇ましく踊りを披露すると、会場は拍手喝采。舞台を降りた児童らは、「たくさんの人に踊りを見てもらえてよかった」と笑顔を見せていました。