
中山道落合宿で受け継がれてきた味噌づくりの伝統を継承する中津川市落合の「朝日醸造」が、初仕込みの味噌の予約受け付けをクラウドファンディング(CF )サイト「Makuake (マクアケ)」で開始。初日で目標額を達成しました。
朝日醸造は、落合出身のデザイナー・大塚(旧姓・朝日)和歌子さん(57)= 愛知県西尾市= が、実家の倉庫を改装して昨年末開いた味噌・醤油蔵。地域の味噌づくりが途絶えそうになった1980 年代から仕込みに関わり、ついに創業。
商品名の「生(ゐ)くるみそ」は「生くる、生くる」と唱えて人を癒す力を持っていたと伝えられる祖先の苗字「王生(ゐくるみ)」に由来。「毎日食べる味噌だからこそ安全・安心な材料と、酵母・乳酸菌など体にいい成分や本来の風味を生かすことにこだわった」と言い、北海道の自然栽培大豆や中津川市苗木狩宿産の「鉄砲豆」、東美濃産大豆や無農薬栽培米などを使用。CF での味噌の予約は10 月いっぱい受付、11 月頃から発送予定。
大塚さんは「味噌を通じて、地域の文化や人のぬくもりをも伝えていけたら」と意欲を燃やしています。