
13日、中津川市蛭川で開催される安弘見神社の例大祭「杵振り花馬祭り」に向けて、蛭川中学校2、3年生が、杵振り踊り保存会会員らの指導で、踊りとお囃子を特訓しています。
昨年は有志のみでしたが、今年は全員が参加。女子はお囃子と手踊り、男子は「杵(きね)振り踊り」(県重要無形民俗文化財)を、蛭川郵便局から中切公民館までの約300㍍間で披露します。
3月21日には、保存会員が中学校に出向いて指導。体育館では、男子生徒35人が、林松幸会長(76)らの手ほどきで杵振り踊りを稽古。小さな杵を操りながら、40秒間に10ほどの所作をする難しい踊りですが、小学校でも経験している生徒らは、ほぼマスター。
「きちんと覚えて、地域の方や観光客にいい踊りを見ていただきたい」と熱を込める会員から、「杵の方に顔を向けて」など細かい注意を受けながら、体育館を何往復もしていました。
●小学生の「子ども杵振り」も
当日は早朝から多くの神輿が練り歩き、呼び物の杵振り踊りは、お昼の12時20分に蛭川総合事務所の前を出発。赤・青・黄色のカラフルな笠を被った若者たちがダイナミックに踊りながら安弘見神社へ向かい、午後2時40分頃到着。
同2時頃から広場で、蛭川小学校4年生による「子ども杵振り」などが披露され、同3時30分頃、杵振り踊りが本殿に続く石段を上り、祭りはクライマックスへ。同4時10分頃から神馬・花馬の花取り石段の駆け上がりが行われ、餅投げで幕を閉じます。問い合わせはTEL.0573(45)2211 蛭川観光協会。