岩場などの障害物をバイクに乗って足を着けないように越えていく競技・バイクトライアルのマスターズ「全日本マスターズトライアル 中部大会」が12日午前9時―午後2時、恵那市毛呂窪の奥山トライアルパークで開催。入場無料で公開されます。
日本トライアル連盟の公認大会で、本年度第4戦。全国で6戦が予定され、年代別にチャンピオンを決定します。
この大会を支えているのは、「60、70代の男女が目を輝かせ、果敢にトライアルする姿に魅せられた」恵那市三郷町の自営業西尾明広さん(71)、長島町の山本和男さんら地元の愛好家。
20代の頃、全日本ジュニアでの入賞歴もある西尾さんは、20年ほど前から土岐市で開催されていたマスターズを支援。コロナ禍で中断しましたが一昨年、西尾さんの影響でスタッフに加わった友人の山本さんらと協力し、中野方町の望郷の森自然公園で開催しました。
しかし、駐車場不足など課題が多かったことから、山本さんが所有する旧毛呂窪小学校北の山林(約8000坪)を提供。スタッフが手弁当で整備し、奥山トライアルパークを完成。昨年、初開催したところ、全国から60人が参加。大いに盛り上がりました。
「79歳の男性、75歳の女性らがバイクにまたがり、巨石を乗り越えるパワーに感動。人生変わりました」と、未経験ながら審判の資格も取得した山本さん。西尾さんは「全国各地からパワフルな高齢者が集まり、若者に負けないパフォーマンスを発揮します。ぜひ、多くの方にご覧いただき元気をもらってほしい」と来場を呼び掛けています。問い合わせは☎090(6466)1234西尾さん。