食器に描いた“リアルすぎる料理の絵”で話題の洋画家中村裕二さん=土岐市=の作品を紹介する「ギャラリーなかむら」が、恵那市明智町にオープン。
非公開スペースで、外壁を利用した壁画アートが制作されています=写真。日展会友、一水会会員の中村さんは、大正村浪漫亭に自作の著名人の似顔絵を貸し出し、月替わりで展示。お皿アートは大正村資料館に常設展示し、浪漫亭で作品の一部を販売。収益金を大正村に寄贈するなど地域振興に貢献しています。空き店舗を活用したギャラリーは土・日曜日、祝日の午前10時―午後4時、無料公開。テンペラ画、フレスコ画、日展入選作等、さまざまな作品が展示され、絵画教室も開かれています。壁画はギャラリー奥の隣家との共有空間に、隣家の了解を得て制作。トタン部分には三郷町の寿老の滝、コンクリート面には壁を破って飛び出そうとするトラと、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島の風景をトリックアート風に描写。石膏ボード、板等さまざまな素材に、油彩・スプレーなど多様な画材を駆使し、試行錯誤しながら “中村ワールド”を創造しています。「『芸術としての価値が担保された遊びの世界』への挑戦」と中村さん。
「完成は8月頃」ということです。