象グッズのコレクターとして知られる恵那市長島町久須見の今井慶彦さんが23日から、展示施設「恵那象園」の開園20年とコレクションの1000点突破を記念するイベント「象の輪を繋げて行こう」を開催。優しい象に世界平和の願いを託し、50年間の収集品と、世界の子どもたちが描いた象の絵を公開します=写真。入場無料。
今井さんのコレクションは大阪万博(1970年)の際購入した木彫りの象に始まり、全長1㌢のガラス細工から、2㍍近い「花子」=写真下=まで1000点以上。多くの人に見てもらおうと2003年、県道沿いに「恵那象園」を開設し、2011年に移転、拡大しました。
今回は、国際児童画協会との共催(岐阜県、恵那市など後援)で、恵那象園では23日―25日、多彩なコレクションを公開し、同園が紹介されたテレビ番組のDVDを上映。
第2展示場の上本郷公民館では、23・24両日、世界の子どもたちが描いた象の絵など60点を展示。23日午前9時45分―11時45分、式典が行われ、西川直見国際児童画協会代表と今井さんが挨拶。同協会のオリジナル絵本のスライド上映やオリジナル曲のギター演奏などが行われます。
「象は大きくて強い動物ですが、平和的で家族思い。仲間が死ぬと鼻でなでて弔うようなしぐさをするなど優しく、人間が見習うべき点も多い」と今井さん。「ぜひ、来場して象の魅力に触れてほしい」と呼び掛けています。両会場とも午前10時―午後4時開場。