“わが家の猫”を招き猫にしませんか?
恵那市明智町の大正村浪漫亭が、猫の写真をもとにリアルなオリジナル招き猫をつくるサービスを始めました。
制作しているのは、地元の陶磁器製造会社「明知製陶」(横田宏太社長)。同社は5年前から招き猫を手掛け、当初は素焼きで出荷。
しかし3年前、芸大でビジュアルデザインを学んだ熊谷桃子さん(42)=写真=が入社。絵付けをしてもらったところ好評で、完成した製品を出荷するようになりました。
MY招き猫のきっかけを作ったのは、「うちの猫に似た招き猫を作ってほしい」と写真を持ってきた、猫好きの同僚。出来上がった招き猫を見た社員が次々に依頼し、大正村浪漫亭の中村みはる支配人も、昨年死んでしまった愛猫の招き猫を発注。「生き返ったようで、涙が出るほど感動」し、オーダー招き猫のサービスを始めたのです。
「飼い主さんの気持ちを想像し、特に目に注力して仕上げているので、1日に描ける数は限られます」と熊谷さん。成型、絵付け、焼成の工程を経て、完成までに一カ月ほどを要します。
高さは全て14センチで、価格は「リアルタイプ」が一個6600円。小判に好きな言葉を入れ、そのイメージに合った雰囲気に仕上げてもらう「アートタイプ」は4400円。
横田社長(61)は「コロナ禍や自然災害の多発で不安な日々が続く昨今。“特別な”招き猫がお守りになってくれればうれしい」と話しています。
注文は、申込用紙(HPからダウンロードできる)に猫の特徴が分かる写真を添え、直接、または電子メールで大正村浪漫亭へ。出来上がった招き猫の発送(送料別)にも応じます。TEL0573-55-0057。