赤節は樹齢400年以上の木曽桧の枝分かれ部分にしか現れません。
木曽桧の産出量が限られている事と、取り出せる部位の特殊性から材としては流通していません。
中津川市加子母にある農事組合法人加子母茶業組合(内木敏隆組合長)の緑茶加工施設では、新茶の加工が最盛期を迎えています。
加子母では戦後、下火になった養蚕用の桑を茶に植え替え、最盛期には550軒ほどの農家が栽培、100㌧ほどを加工していましたが、その後圃場整備等で茶畑が減少。昨年度は約100軒、13㌧ほどの加工にとどまりました。
しかし寒暖の差が大きいため甘みがあり、「今年最初の新芽を摘み取った新茶(一番茶)のみ」の「かしも茶」は、地元の特産品を販売するオンラインショップ「カシモール」の人気商品。今月中旬まで、役員にアルバイトを加えた15人ほどが交代で出勤し、蒸し・揉み・乾燥から袋詰めまで行っています。
「50袋限定の特上手摘み新茶など、6月いっぱいの期間限定商品もご用意しています」と熊澤義雄理事=写真。「味と香りが凝縮された加子母の新茶を、ぜひ味わっていただきたい」と呼び掛けています。問い合わせは0573-79-2213。