中津川市苗木の自然森林公園「夜明けの森」で4月、自然体験講座「森守ワールド 夜明けの森」がスタートします。主催するのは苗木地域まちづくり推進協議会内の夜明けの森委員会。森の材料を使ったクラフトや自然の食材探し、高峰湖でのカヤック体験など、「森を楽しみ、自然を守りながら地域活性化につなげる」取り組み。小学生以上なら、だれでも1コイン(500円、カヤックのみ1000円、保険料含む)で参加できます。
同公園は1987年に整備され、1998年には公園内に鉱物博物館が完成。フィールドアスレチック(現在撤去)や休養施設、散策道等が整備されましたが近年利用者が伸び悩み、地域の課題となっていました。
そこで同協議会では、市街地からのアクセスが良く、自然に恵まれた環境を活かし、あらゆる年齢層が楽しく学ぶことができる自然体験講座を企画。その魅力を知ってもらおうと乗り出したものです。
前期は4―9月の6回で、毎月第3土曜日の午前9時30分―正午に開催され、単発参加も可。森の木を使ったスプーン作りを通じて道具の使い方を学んだり(6月)、ペーパーナイフ、バターナイフを作って焼きペンでデザインしたり(8月)して、出来上がった作品はお土産に。
5月には、朴や葛の新芽やタラの芽などを取って料理し、自作の箸で賞味。7月は透明度の高い高峰湖でのカヤック体験、8月にはナツハゼやサルナシなど天然のフルーツを採取するほか、自然のリスクや、森を守る知恵も学びます。
同協議会の佐々木孝会長は「広大な”自然の宝庫”『夜明けの森』で、のびのびと楽しみ、学んでいただきたい」と参加を呼び掛けています。申し込みは電子メールyoakenomorinature@mail.com、0573(66)6606同協議会内夜明けの森活委員会へ。