地面から現れた巨大な舞茸に目を細めているのは、中津川市付知町の付知町優良材生産研究会(三浦八郎会長)のメンバー=写真。
県農林課の指導で、昨年から舞茸の原木栽培に取り組み、今年初めて発生。同研究会が管理する町内の「ふれあいの森林(もり)」と、希望する会員宅で栽培し、計8㌔を収穫。1株で2・3㌔もある大物も見られました。
工程は、冬場にナラやクヌギなどを伐採して15㌢ほどの玉切りにし、ドラム缶で4時間煮沸。熱いうちにビニール袋に入れ、除菌したビニールハウス内で冷却。適温になったら、雑菌が入らないよう素早く舞茸の種菌をふりかけて培養庫で保管。
4―5カ月間寝かせて7月、菌で白くなったほだ木をビニール袋から出し、土中に埋めておくと、9月中旬―10月、舞茸が発生。その後約5年間は、何もしなくても毎年収穫できるということです。
昨年は20本、今年は100本のほだ木を作り、昨年は発生しませんでしたが、今年は栽培した10人中6人が収穫。ふれあいの森林で取れた茸は、分け合って食しました。
「自然の中で育った舞茸の味は格別」とメンバー。「里山も整備できて一石二鳥。徐々に工程や施設を改良し、地域の特産品にしていきたい」と張り切っています。
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