
23日(日)11時30分から、恵那市東野の東野小学校体育館で「東野歌舞伎定期公演」(東野歌舞保存会主催)が開催。70年ぶりに農村演劇「三年寝太郎」が上演されます。入場無料。
東野歌舞伎の歴史は300年以上に及び、かつては地元の神社の祭りに合わせて芝居小屋「恵東座(えとうざ)」で上演。秋の収穫を終えた農村の唯一の娯楽で、子どもからお年寄りまで、こぞって見物を楽しんでいました。
現在は小学校体育館に花道を作り、東野文化祭の一環として開催していますが、今年は原点に返り「誰にでも分かる笑顔が広がる芝居を」と、昭和30年代頃に演じられていた「三年寝太郎」を復活。「三年間眠っていた若者が、目覚めて村を救う」という有名な民話で、残されていた台本に現代風アレンジを加えて稽古。衣装の大半は住民から寄付されたもので、地域の生活文化を伝える貴重な舞台となっています。
今春、同市三郷町の宮盛座復活公演で披露したところ大好評で、定期公演でも「大詰(おおづめ=最終演目)」に決定。公演ではそのほか、保存会員の指導を受ける東野小学校歌舞伎クラブの児童らが演ずる「稲瀬川勢揃いの場」、東野各団体有志の「お目見えだんまり」と保存会員による「増補天神記 松王下屋敷の場」を披露。
渡邊義郎会長は「三年寝太郎の決め台詞『めでてえ、めでてえ、めでてえな』で皆さんが笑顔になってほしい」と来場を呼び掛けています。
 
										 
											 
											 
											 
											 
											
 
											 
											 
											 
											