恵那・中津川ゆかりの作家の作品を紹介する「恵奈ゆかりの版画展」が9日―11日、恵那市長島町の恵那文化センター展示室で開かれます。午前9時―午後5時。入場無料。
恵那・中津川両市では戦後、小中学校で版画教育に力を入れ、著名な版画作家を多数輩出。恵那市中山道広重美術館には、世界的に高く評価される浮世絵木版画の連作「木曽海道六十九次」を収蔵。毎回、3000点近い作品が寄せられる「子ども版画コンクール」は来年、20周年を迎えるなど、版画文化が根付いています。
同展は、版画を核にしたまちづくりを推進する「版画のあるまち」企画懇話会(永谷繁明座長)が、11日に開催される「恵奈人による恵那の音楽祭」に合わせて開催。
加藤公雄さん、堂本隆男さん、仁科恵実さん、長谷川忠廣さん、吉村茂夫さん、渡会嘉三さんら郷土を代表する6人の作家の作品各3点と、「恵那版画の会」(市川彰代表)のメンバー8人の作品各1―2点を紹介。
本年度内に作品・作家の紹介や、恵那の版画の歴史、版画の制作法などを収録した作品・報告集を出版し、市内の全小中学校に配布します。