恵那南高校(恵那市明智町)事務職員の中谷伸一郎さん(29)=多治見市=が、さいたま市で開かれた「第5回全日本教職員ベンチプレス選手権大会」の83㌔級で優勝しました。競技を始めて、わずか2年目の快挙。
大学時代ブレイクダンスサークルで活躍し、そのパフォーマンスを上げるために筋トレを始めた中谷さん。社会人になってからはボディビルに力を入れ、一般の大会で入賞した経験もありますが、2年前、「体格に関係なく、数字で結果が出る」ベンチプレスに出会い転向。
帰宅途中、24時間ジムで1―2時間トレーニングするのが日課になり、昨年、初出場した教職員の全国大会で130㌔を上げ、いきなり3位入賞。「1年で5―10㌔増えれば成功」とされる中、今年は25㌔アップの155㌔で優勝を果たしたものです。
「目標設定しやすく、努力が数字に表れるのがこの競技の魅力」。と中谷さん。「日本のベンチプレスは世界でも断トツの高レベル。競技寿命が長い競技なので地道に努力を続け、(一般の)全日本選手権入賞を目指したい」と話しています。