19日(木)午後2時から、中津川市千旦林のちこり村大会議室で行われる「あったカフェ」特別編で、旧家に眠っていた明治時代の足踏みオルガンの伴奏で童謡・唱歌を歌う会が開かれます。参加費1000円(ドリンクバーとスイーツ付)。
足踏みオルガンは明治初期、外国人宣教師が日本に持ち込み、一般人が西洋音楽に触れるきっかけとなった楽器。今回、お披露目されるのは、恵那市岩村町本町の老舗呉服店旧「浅井屋」で保管されていたヤマハ製で、製造番号は58800。67607が1904(明治37)年製と確認されていることからそれ以前のもので、「Yamaba」 の表記も初期の証。第四回内国勧業博覧会(1895年)で受賞したマークがあることから、明治28年―37年の間に製造されたと思われます。
「あったカフェ」を主宰する音楽家の田口修さん(61)=岩村町=がヤマハ本社に問い合わせたところ、貴重なアンティークであることが判明。所有者の許可を得て修理・再生したものです。
当日は、いわむら一斎塾の林茂雄さんが「佐藤一斎と音楽」と題して講演した後、同45分から、足踏みオルガンの伴奏で童謡を合唱。田口さんは「昔はどこの学校でも流れていた懐かしい音色に、ぜひ再会してほしい」と呼び掛けています。申し込み、問い合わせはTEL.090-4798-0798 田口さんへ。