24日(日) 午前10時30分から、中津川市茄子川の東美濃ふれあいセンター歌舞伎ホールで「吉例清流歌舞伎中津川公演」が開催。東濃歌舞伎中津川保存会(兼山丈晴会長)が、中山道で悪漢に狙われた7代目市川團十郎を落合宿の人々が助けた史実を脚色した新作歌舞伎「中津川成田道行 嘉永年間落合宿物語」を初披露します。入場料1,000円(中学生以下無料)。先着300人にイヤホン解説を無料貸し出し。
中津川地歌舞伎フェスティバルの一環で、同市在住の歌舞伎振付師岩井紫麻(本名・伊藤麻里)さんが初めて書き下ろし、振付を担当。主役の歌舞伎役者(團十郎)役に大抜擢された中津高校3年の水野さん(18)は、「歌舞伎が好きで、小学2年生から舞台に立っていますが、主役は初。名歌舞伎役者をどう演ずればいいのかと、ワクワク、ドキドキしています」。中津商業高校ALTのサラ・カルソンさん(28)は遊女役で出演します。
「歌舞伎を見たことがない方にも分かりやすく、面白い作品に仕上げた」と岩井さん。兼山会長は「歌舞伎評論家の仲野マリ先生から原案をいただき光栄の至り。地元の歴史を伝える意味でも必ず成功させ、中津川のご当地歌舞伎として定着させたい」と意気込みを語っています。