「けいほううぇぶ」は中津川市[中津川市・福岡町・付知町・加子母・蛭川]・恵那市[恵那市・岩村町・明智町]を中心とした、地域密着情報サイトです。

中津川市・恵那市のピックアップ記事

ヒノキの樹皮でトマト栽培しコスト削減と収穫量倍増を両立!今年は3倍に挑戦【中津川市蛭川】

投稿日:2023年6月2日 更新日:

中津川市蛭川トマト生産組合の永冶兼明組合長(74)は、土壌病害回避と収量アップを目的に開発された「3Sシステム(ナス科果菜類隔離型少量培地耕)」の培土として、産業廃棄物となっていたヒノキの樹皮を活用。トマトを栽培し、コスト削減と収量倍増を両立させた“SDGsな生産者”として各方面から注目を集めています。

長年、夏秋トマトを生産してきた永冶さんですが、ハウス内で連作する従来の栽培法は土壌病害が発生することも多く、当時の収穫量は10㌃あたり10㌧が目標。

ところが8年前、長男の文弘さん(48)が一緒にトマトを栽培することになったため、より採算性の高い農業を目指し模索。栗栽培で技術の高さを実感していた中山間農業研究所・中津川支所=福岡=を訪れました。

そこで開発されたばかりの「3Sシステム」の圃場に案内され、トマトを植えた不織布のポットがぎっしり並び、大きな果実が鈴なりになっている様子にびっくり。簡易な装置で可能な最新の養液栽培法だと聞き、研究員から詳しく説明を受けました。

すると、スマートフォンで管理して最適量の養液を自動供給し、ポットの培土を毎年換えることで連作障害を防止。1・7倍の密植が可能なことが分かり、「効率・収益ともにアップする夢の栽培法だ」と感じ入った永冶さんは、早速、50㌃の圃場のうち8㌃をこの方式に切り替えました。

すると2年後には10㌧の目標を達成。全体の収益は上がりましたが、気になったのは、毎年、入れ替えなければならない専用培土のコスト。10㌃あたり50万円ほどかかるため、もう少し安価な代用品はないかと探していたところ、スギの樹皮でイチゴが栽培されていることを知り、井森製材(田瀬)の井森貴久さん(33)に相談。「廃棄していた樹皮を有効活用してもらえる」と喜んだ井森さんは、2㌧車で永冶さん宅に配達してくれたうえ、ガソリン代程度で提供してくれたのです。

令和3年、試しに20ポットを樹皮で栽培したところ、予想外の出来栄え。そこで昨年は6120ポットの全てを樹皮で栽培し、10㌃あたり20㌧と収穫量を倍増。今年はさらに摘果して大玉にすることで収量を増やし、10㌃あたり30㌧の収穫量を達成したいと意気込んでいます。

-中津川市・恵那市のピックアップ記事
-, , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

“中山道姫街道”彩る「つるしひなまつり」【中津川市】

和宮降嫁ゆかりの大井宿・中津川宿・落合宿・馬籠宿・妻籠宿で20日から、&#822 …

まん防明け「かしも明治座」本格始動8月7日には“津軽三味線日本一”【中津川市加子母】

まん延防止等重点措置解除に伴い、中津川市加子母に明治時代から伝わる芝居小屋「明治 …

明智町門野地域農泊推進協議会が始動!名産!?ドジョウの新商品試食会【恵那市明智町】

古民家を活用した農泊を核に地域活性化を図ろうと発足した恵那市明智町の同町門野地域 …

パッチワークキルト作品展「満点人生」【恵那市岩村町】

恵那市岩村町飯羽間の地域集会施設、飯峡会館で11日―13日、地元の元中学校教諭、 …

「落合の民話」発売【中津川市落合地区】

中津川市落合地区に伝わる昔話を集めた『落合の民話』(A4判、111㌻、カラー刷、 …

中日岐阜サービスセンター