中津商業高校(中津川市駒場)の1年生131人が、ユニクロを展開するファーストリテイリングが国連難民高等弁務官事務所と共に取り組む小中高校対象の次世代教育プログラム「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に参加。不用になった子供服3307着を難民キャンプに送りました。
生徒らは本年度、公共の授業で同プログラムに取り組み、世界には日本の人口の半数以上に上る8240万人の難民がいて、その約半数は子どもであることなどを学習。自分たちのできることで支援しようと実施しました。
全校生徒や出身幼稚園、小・中学校等に出向いて協力を呼びかけ、各学校に回収用段ボール箱を設置。着なくなった子ども服を家庭から持ち寄ってもらい、段ボール箱35個分を回収。ファーストリテイリングを通じて難民に送ったものです。
同社から感謝状を受け取った長屋瑠(る)蘭(か)さん(16)は、「思った以上に多くの方にご協力いただき、うれしかった。今回のことで難民を身近な問題としてとらえられたので、今後も世界に目を向け、困った人の助けになりたい」と話していました。