中津川市認可小規模保育園「家庭保育園くっく」(水野昇子園長、手賀野)で4月、全国でも数少ない「完全無料手ぶら登園」がスタートしました。
通常、0―2歳児の保護者は、保育園に子どもを預ける際、紙おむつやタオル等を持参。お迎えの際に持ち帰り、翌朝また持参することになっており、使用済み紙おむつの持ち帰りが通例となっています。
しかし同園では、サービスの向上を目指し、昨年から園がおむつを処理。さらに今年は乳幼児ベッドを導入し、備品のお昼寝布団は園が洗濯するため、週末に布団を持ち帰る手間もなくなりました。
コロナ禍ですでに、手拭きタオルはペーパー化。給食用スプーンは食器と一緒に洗浄・消毒して衛生管理していることから、文字通りの「完全手ぶら登園」が実現。料金は、紙おむつの実費以外、発生しません。
「余裕が生まれた分、子どもさんとの時間を大切にしていただくようお願いしています」と水野園長。保育者も、忘れ物や渡し間違いがないか確認するストレスがなくなり、より保育に集中できるようになったといいます。
同園では連絡ノートもアプリ化し、記入の手間を大幅に軽減。来春は駒場地区に「くっく」の第二園が開園する予定です。