中山道大井宿の歴史・史跡を紹介する冊子『かたりべの小箱 中山道大井宿をめぐる』(四六判、76㌻)と、大井に伝わる昔話等を題材にした紙芝居を集めた『大井の紙芝居作品集』(A4判、47㌻)が出版されました。
『中山道大井宿をめぐる』=写真左=は、昨春リニューアルオープンした明治天皇大井行在所を運営する恵那市のまちづくり団体「しぶろく大井宿」が、ふるさと応援寄付金を活用して5000部上梓。「中山道かたりべの会」の西尾重人会長が執筆し、同団体の中山道大井宿歴史文化伝承チームが編集したもので、「小学生にもわかるよう」挿絵や写真を入れてやさしく表現。巻末にマップを付けました。家族で地元の歴史を学んでもらおうと、大井町内の全世帯に無料配布。小・中学校にも寄贈し、活用を呼び掛けます。
一方、同市市民三学大井委員会は、「大井宿のおもてなしの心を伝えよう」と、恵那市史に掲載された大井の昔話や地元に伝わる伝説・行事などを紙芝居にして、町内の小学校や大井町芸能フェスタなどで披露。『大井の紙芝居作品集』は、過去10年間に制作した15の紙芝居を収録したもので、市の補助金で800部出版。市内のこども園と小学校に5冊ずつ寄贈し、しぶろく大井宿会員に無料配布しました。両冊子とも、明治天皇大井行在所や市立図書館に所蔵。
関係者は「ぜひ、活用して大井宿の魅力に触れてほしい」と呼び掛けています。